1.溶接フランジ接合
1箇所を仮付けし、定規を用いてフランジ面が管に直角になるように合わせて3、4点仮付けしてから本溶接する。
図1 フランジ接合
図2 ねじ込みフランジ接合
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1.溶接フランジ接合
1箇所を仮付けし、定規を用いてフランジ面が管に直角になるように合わせて3、4点仮付けしてから本溶接する。
図1 フランジ接合
図2 ねじ込みフランジ接合
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1.フランジの接続
1)フランジの接続部は、引張り、曲げ応力がかからない位置に設けるか、支持をとることにより応力をかけないようにする。
2)接合には、適正材質、厚さのガスケットを介し、ボルト、ナットを均等に片寄り締め付ける。
3)蒸気管の場合は、ガスケット面には植物性油に光明丹又は黒鉛を混ぜたものを薄く塗布する。
2.ライニング鋼管のフランジ接続
1)上記によるほか以下に注意する。
2)フランジ面を損傷しないよう注意する。
3)ライニング管は火気に近付けないよう注意する。
4)運搬時、配管時に衝撃を与えないよう注意する。
ガスケットは、ノンアスベストジョイントシート(無機繊維及び有機合成繊維を主成分とし、充填材・バインダを加えたもの)を使用する。
■JWW-CADファイル.zip(6.68KB)
1.切断:管の切断は原則として、電動ノコ盤を使用する。切断線は管軸に対して、直角になるようにマーキングする。切断は、断面が変形しないように管軸に対して直角に切断し、その切断面は平滑にし、かつ管のまくれ、ささくれを除去し仕上る。
2.開先加工
1)開先加工は、機械加工又は、ガス溶断加工とする。
2)ガス溶断の場合は、手動グラインダ加工等により入念に仕上げる。
3.仮付け
1)管は接合する前にその内部を点検し、切りくず、土砂、ごみ等の異物がないことを確認する。
2)管を突合せ溶接する場合は、受台や吊りボルトを利用して芯合せを行う。
3) アダプタ等の冶具や金馬の仮付けピースを用いるか、あるいは、突合せ溶接部の直接仮付けピースを用いるか、あるいは、突合せ溶接部の直接仮付けにより開先 間隔を保持し、管相互の芯ずれがないよう入念に仮付けを行う。差込フランジ・差込継手を使用してすみ肉溶接を行う場合は、管を所定の位置まで差し込み、角 度を保持し仮付けを行う。
4.溶接材料:JIS Z 3211(軟鋼用被覆アーク溶接棒)又はこれと同等以上のものを使用する。
5.溶接
1)溶接は、原則として下向き溶接とする。ただしやむを得ない場合は、下から上へ巻き上げ溶接とする。溶接面は、溶接に先立ち、水分、油、スラグ、塗料等溶接の障害となるものを除去する。
2)溶接作業に関しては、適切な工具を用い適切な電圧、電流及び溶接速度で作業を行う。溶接後は、溶接部をワイヤブラシ等で可能な限り清掃し、さび止め塗料又は無機質亜鉛末塗料等で塗装面の補修を行う。
6.資格
1)溶接者は、次の資格を有したもの又は監督官が同等以上と認めたものとする。
2)JIS Z 3801(溶接技術検定における試験方法判定基準)に定められた資格を有するもの。
7.天候管理:原則として降雨、強風時は溶接を行わないものとする。止むを得ず溶接施工を実施するときは、防護策を講ずる。天候の影響のない屋内の溶接作業は行うものとする。
■JWW-CADファイル.zip(3.75KB)
突合わせ溶接の開先形状及び、すみ肉溶接の接合部形状を一覧表にまとめている。
■JWW-CADファイル.zip(9.49KB)
1.管の準備
1)正確に管の寸法取りをする。
2)管は出来るだけ直角に切断し、管端内外の面取りを十分に行う。
3)管のパッキン当り面は変形、傷がないことを確認し、油や汚れ等は除去する。
4)管の端部には、適正な防錆塗料により十分な防錆処理を行う。
2.管の接続
1)フランジ、ロックパッキンの順序で管に挿入する。部品類は挿入の際、方向に注意する。
2)部品を挿入した管を継手受口部に差込む。なお、熱膨張による管の伸びに対応する為に、継手と管の間に3mm程度の隙間を設けるようにする。
3)ボルトは、原則として本体側から差込み、フランジ側をナットで締付ける。ボルトは、均一に締付けを行う。ボルトは強く締付けないよう注意する。
4)標準締付けトルクと締付け目安として、ボルト・ナット締付け完了時の、フランジと継手フランジ部の標準隙間を別表に示す。
■JWW-CADファイル.zip(24.36 KB)
1.継手接合
プレンエンド管を用いて寸法切りした後に、図1のように、①フランジ、②ロックリング、③カラー、④ゴムパッキンの順番に管を差し込む。クリアランスCを保持する為に、S寸法(表1)をあらかじめマーキングしておく。②ロックリングをフランジにはめ込み、管端と継手本体のすき間Cが2~3mmとなるように差し込み、ボルト・ナットを締め付けて接合する。管端面にはライニング補修剤を塗布する。
図1 MD継手部品
図2 離脱防止方法
■JWW-CADファイル.zip(10.83 KB)
1.サドル継手の施工手順
1)寸法決め
コンベックス等で寸法取りし、マジックペン等で枝管出口方向の中心にマークを付ける。
2)穴開け
専用のホールカッタボール盤等で必要穴径を開ける。
注:穴開けは機械加工によって正確に開け、ガス切り等では行わない。
3)仮付け溶接
溶接サドルの突起を管の穴に入れ、位置を決め、仮付け溶接をする。
4)本溶接
溶接サドルのつば部全周を溶接する。
5)枝管接続
ねじ込み式・差込み溶接式と同じ要領で枝管を接合する。
■JWW-CADファイル.zip(4.86 KB)
1.プレンエンド管を用いる場合は、寸法切りした後にねじ切り加工を施し、継手に鋼管継手(ねじ込み式可鍛鋳鉄製管継手JIS B2301)に内外面樹脂被覆したものを使用する。管端に加工するねじは、管用テーパねじ(JIS B0203)を使用する。
■JWW-CADファイル.zip(13.29 KB)
1.切断
管の切断は原則として、電動ノコ盤を使用する。切断線は管軸に対して、直角になるようにマーキングする。切断は、断面が変形しないように管軸に対して直角に切断し、その切断面は平滑にし、かつ管のまくれ、ささくれを除去し仕上げる。(ガス切断、切断と石のように発熱するもの、パイプカッタのように管径を絞るものは使用しない。)
2.面取り
スクレーパ等を用いてライニング部分を、各継手形式ごとに適正な面取りを行う。
3.接合
1)管は接合する前にその内部を点検し、切りくず、土砂、ごみ等の異物がないことを確認する。
2)ねじ切り機は自動切上式ねじ切り機を使用する。
3)ねじはJIS 0203(配管用テーパねじ)に規定する管用テーパねじとする。
4)ねじ接合を行う場合には、切削油を除去した後、管内流体に適したシール材を使用する。特に給水用のシール材は、衛生上無害で防食を兼用しているものとする。
5)ねじ込みは、継手製造者が規定する余ねじ山数又は、余ねじ長さによりねじ込む。
6)接合後、余ねじ部、ねじ切り加工の際のチャック部やパイプレンチの傷跡等にさび止め処理を施す。
7)外面樹脂被覆を施した管端防食継手も上記によるが、継手の外面樹脂部と管の隙間及び管ねじ込み後のねじ部をブチルゴム系コーキング又はゴムリングで密封させ、その上にプラスチックテープ1回巻きとする。
■JWW-CADファイル.zip(5.87 KB)
水道用ねじ込み式管端防食継手の種類と構造をまとめている。
■JWW-CADファイル.zip(22.33 KB)
1.適用範囲:銅管のすべてのろう接合。
2.仕様及び施工法
1)材料
(1) 銅管:りん脱酸銅管 JIS H3300
(2) 銅管継手: 〃 JIS H3401
(3) 軟ろう:錫・銀ハンダ(銀3.0%以上)
(4) 硬ろう:りん銅ろう Bcup-3 (銀4.7~6.3%以上)
3.施工手順
1)切断:パイプカッターで切断する。
2)面取り:専用リーマでまくれを取り除く。
3)修正:管端が変形している場合専用工具を使用し真円にする。
4)清掃:接合部の油及び汚れを除去する。
4.注意事項
1)下処理:管の外面は油や泥を布で落し、スチールウール・サンドペーパ等で酸化皮膜を取り除く。
2)フラックス:フラックスはろう材に適合したものを用い、管外面に薄く・むらなく・均一に塗布する。管継手の内面には塗布しない。又差し込み後1~2回転させるとフラックスが一様に廻る。
3)加熱:・加熱温度:軟ろう 300℃ 見分け方
①フラックスが溶け出てくる。
②炎の先の色が薄緑色に変色する。
③少しなれてくると銅管及び銅継手の焼け具合(変色)でわかる。
・加熱温度:硬ろう 704~840℃ 見分け方
①銅管及び銅継手の焼け具合の色が暗赤色となる。
・ろう付けされた部分の近傍でろう付けを行ってはならない。止むを得ず施工する場合は、ろう付け部周囲が振動したり動いたりしないよう、手又は治具で固定してろう付けを行う。
4)加熱器:配管径32φ以下は過加熱を防止する為酸素溶器を用いてはならない。
5)清掃:特に積み置きされた銅管等含め、管内面の清掃を行う。
■JWW-CADファイル.zip(9.80 KB)
1.切断
銅管の切断には、銅管専用のパイプカッター、パイプソー、ハンドソーを用いる。寸法を正確に、管軸に対し直角に切断する。断面を変形させないよう、又切粉等が配管内に入らないように注意する。
2.面取り
面取りは、銅管専用バリ取りリーマ又はスクレーパを使用する。
3.接合部の処理
接合面の下地処理はサンドペーパー、スチールウール等で、酸化皮膜、油脂を取り除く。
4.フラックス塗布
フラックスは、ろう材に適したものを使用し、均一に塗布する。
5.ろう材の使用区分
呼び径32A以下ははんだ(軟ろう)を使用する。
6.ろう付け
1)軟ろう合金:ろう付け適温になったら、炎を当てている面と反対側の銅管と継手の境界部分にろうを押し当て、ろうを流し込む。
2)硬ろう合金:接合部分が十分加熱されたら、炎を還元炎とし、火口と銅の間隔を5~8mmに保ちながら、ろう棒の先端を銅管と継手の境界面に軽く接触させ、ろうを炎で溶かす。
7.冷却及び後処理
濡れた布等で接合部近傍より徐々に冷やす。フラックスは腐食の原因となるので、冷却後ウエス等でふき取る。
■JWW-CADファイル.zip(7.85 KB)
1.パイプ搬入・搬出・取扱い
a)軽量であるが薄肉であり、強度に限界があることを念頭に注意深く扱う。
b)保管は異種金属との接触をさける。
2.パイプ切断
a)タルソー切断機又は帯鋸切断等を用いパイプの断面は軸心に直角に切断する。
b)切断面に出来た返りは、リーマ・ヤスリ・グラインダ等で内、外面ともきれいに取り除く。
c)パイプに返りが有ると、ゴムパッキン又は拡管ゴムを損傷する原因になる。
3.管の接続
1) 継手本体にゴムパッキンを接着する。(ゴムパッキンのリップ側を継手本体の方向に)
2)パイプを継手本体に差し込んで袋ナットを手締めする。
3)本締め:パイプレンチ等で配管に従い順次確実に締め付ける。
■JWW-CADファイル.zip(5.64 KB)
1.配管の位置は将来の点検・修理・取替が容易に出来る場所とする。
2.施工要領並びに注意事項
1)配管の位置:位置を決める際には、作業スペース・防露・保温代・分岐スペース・弁等考慮する。
2)配管の勾配:排水配管等勾配のある配管は他に優先して考慮する。
3)他設備との取合:ダクト・電気等の他設備と交差・競合する場合は、関係施工者とよく打合せをする。
■JWW-CADファイル.zip(2.53 KB)
2015-08-23 CD版 Jw_cad スパイラルダクトを追加しました。
Jw_cad スパイラルダクトは、φ75~600 のエルボ・45°エルボ・T管・Y管・レジューサーの各種継手を登録図形(JWSファイル)で収録しています。
※Jw_cadで設備図面を作成する為の支援ツールです。
※自動作図や変換を行うソフトではありません。
※Jw_cad専用のファイル形式で図形登録しています。他のCADソフトでは、読み込むことができません。
●フォルダ構成
【Jw_cad スパイラルダクト】3.38MB
■01-スパイラル-プレスエルボ 75.3KB
■02-スパイラル-エルボ 219KB
■03-スパイラル-プレス45°エルボ 52.6KB
■04-スパイラル-45°エルボ 160KB
■05-スパイラルT管075-300 576KB
■06-スパイラルT管325-600 478KB
■07-スパイラルY管075-300 551KB
■08-スパイラルY管325-600 515KB
■09-スパイラル・レジューサー100-300 284KB
■10-スパイラル・レジューサー325-600 496KB
■11-スパイラル・ニップル 54.3KB
ダウンロード版¥3,980円
【Jw_cad スパイラルダクト/ダウンロード版】FC2ショッピング
CD版¥4,680円
【Jw_cad スパイラルダクト/CD版】FC2ショッピング
【Jw_cad スパイラルダクト/CD版】Yahoo!ショッピング
【Jw_cad スパイラルダクト/CD版】楽天市場
1.配管の最小間隔
裸管でフランジなしの場合と、裸管でJIS 0.98MPa/cm2 フランジ付きの場合を一覧表にまとめている。
■JWW-CADファイル.zip(13.04 KB)
1.配管の最小間隔
保温付き管でフランジなしの場合と、フランジ付きの場合を一覧表にまとめている。
■JWW-CADファイル.zip(15.36 KB)
1.一般配管の場合
梁貫通部の固定、梁下の固定、中間部の固定要領を図解。
2.スリーパを使用した場合の固定要領を図解。
■JWW-CADファイル.zip(21.36 KB)
1.横走り配管の防振吊り
1)特に防振を必要とする場合は、吊り金物に防振材を取付ける。
2.施工要領並びに注意事項
1)防 振 材:建築物へ振動伝達を出来るだけ少なくするような防振材(ゴム、スプリング等)を選定し、適合荷重のものを使用する。
2)共通支持の防振:防振材に掛かる荷重が同一になるように調整をする、出来ない場合は単独吊りとする。荷重が偏ったまま防振吊りを行うと、振動の干渉で支持金物の緩み、保温材の剥離等が生じ易くなる。
3)結 露 防 止:冷温水管等の支持個所は、結露防止の為のほか、熱損失を出来るだけ少くするようリング状の断熱材の上から支持する。
■JWW-CADファイル.zip(16.28 KB)
押えコンクリートがある場合と、露出防水の場合の施工要領を図解。
■JWW-CADファイル.zip(32.18 KB)